私たちがすべてのつながりを一つのものと見なすとき、目の前で起こる変化をより広い視野で捉えることができる。私たちは、あらゆる生命の情報が織りなす広大なネットワークの中に存在しており、心に浮かぶ一つ一つの思考、人生におけるあらゆる選択、そして芸術創作におけるその時々の創作環境への考察は、このつながりの海に波紋を広げ、果てしない星々の深淵へと拡散していく。
「物不可窮也 故受之以未済」(ぶつ きわまり うべからず、ゆえに これを いまだ すくわず とも うく)。万物には終わりがなく、陰と陽が絶えず交替し、循環し続けるように、賢者は物事を慎重に見極め、正しい位置に身を置かなければならない。ゆえに、この心と物の一元性とは、知恵と精神性、経験の道を歩む中で、絶えず省察し、判断し、相互に結びつきながら成し遂げられていく長い過程である。
どのような状況にあろうとも、自らの意志を集団に奪われることなく、己の堅固な心を保ち、自らの光を放つことができるように。そして、いつでも源へと立ち帰ることができるように。
元燈(MOTOAKARI)は、「山生」(Shansheng)、「通齋」(Tong Zhai)という筆名でも知られている。本名は劉秋然。
中国・広東省生まれ。杭州、東京、長野を拠点に生活・制作している。
武林書画院より金石書画研究員に任命されている。
所属機関: 中国美術学院
プロジェクト番号: XM2021013
所属機関: 中国国家教育部
プロジェクト番号: 20181035505
所属機関: 浙江省教育部
プロジェクト番号: 2018R402001
所属機関: 中国杭州市政府
プロジェクト概要: 武林書画院院長の補佐として、もう一人の学生と共に、
大型中 国画《杭州西湖天下景》の制作に携わった。